季の花と季の人形

色とりどりの春の花々を筒井きよ子さんはアクリル画・水彩画・水墨画で描かれています。アクリル絵具で描かれたチューリップはその鮮やかな色を主張するような力強さが迫ってきます。水彩画で描かれた黄色い花々や紫陽花は内からふわっと柔らかな光があふれます。水墨画は花の存在感を伝えます。筒井さんの花の捉え方と画法との調和が感じられます。

和室に展示された鍾馗さんは五月人形としても飾られますが、京都では災いを除ける神さんとして屋根に飾られて睨みをきかせてきました。今も見かけることができます。様々な形の鍾馗さんがありますが、正面向きに置くと向かいの家とにらみ合いになるといけないので、ちょっと斜め向きに置かれているそうです。筒井さんの鍾馗さんは、睨みをきかせつつもほっこり感があります。作者のお人柄なのでしょう。

展示は5月19日(月)まで。

アトリエ悠

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