2023.12.10 15:40こころを見つめる。正面からこちらを見つめる〈ひとつ眼〉。髙橋美佳展「こころをつづる。」は独特の描写に多くの方から高評価を得ました。絵の前に立った瞬間、その〈ひとつ眼〉は強烈なインパクトで見る人をとらえ、綴られた文はふたたびその〈ひとつ眼〉が見つめる重層的複層的な絵の世界へと向かわせます。文は絵の説明でもなく、絵は文を描画したものでもなく、絵の力と言葉の力がひとつの世界を作り上げ深めていく、それを目の当たりにできる個展でした。自己の精神世界を見つめ、絵と文に昇華させていく髙橋さん。次の作品ではどのような世界が展開されるのでしょうか、楽しみです。
2023.11.26 00:23発掘 そこに凛として在るTURNBUCKLE「(ターンバックルは)適度な緊張にアジャストするということは、現実の人間関係においても、深い意味合いを示唆するシンボルになりえるのではないだろうかと思う。」(村上公也「TURNBUCKLEについて」より封じ込めた(封じ込められていた?)ものを何年何百年もの時を重ねた後に発掘したときの驚きと感動そして次への閃きと輝き、そんな思いが発掘されたターンバックルの凛とした姿を眺めるうちに湧いてきました。この作品たちの≪ハッ・ドキドキ・ワクワク≫そして≪キラキラ≫はキミヤーズの教育実践と重なるものではないでしょうか。現代アートの鑑賞は受容者に委ねられるとか。時の深さ・その時の空気感・重なる思い、いろいろ触発されます。村上公也氏の作品に第37回 京都芸術祭美術部門 ...
2023.10.22 01:44なにしたか?なんて「なにしたか?なんて 思い出せなくてもいいんだよ。その時が楽しければ。」【父と娘の絵話展】で展示中の一節です。「認知症になった元精神科医の亡父の残した水彩画と、それをイメージして娘が作ったシルバーアクセサリー。父と娘のほのぼのとした会話のパネル」(京都新聞まちかど欄より)は11月5日まで13:00~17:00展示中です。時にはこどもに、時には哲学的になるおちゃめで元気なお父さん。娘の顔を忘れるお父さんにかける娘の言葉はウィットに富んでいて温かい。坂入ふみ子さんの創り出すアクセサリーには父の感性を受け継ぐキラリと光るセンスに温かさが加わります。それはお父さんの温かさであるように思えます。父:彼方はとても元気だねー その元気少し分けてよ娘:はーい じゃちょ...
2023.10.17 14:01こどもの瞳に映るもの・未来に願うこと多くの方に世界のこどもたちの絵を間近で観ていただきました。折しも、ウクライナ・ロシアの行く末が今だ混沌とする中、中東パレスチナで武力衝突が再燃しました。1978年The PASSの第一回展ではキューバ・パレスチナ・ベトナムから届いた子どもたちの絵が京都市美術館で展示されました。そこには戦争の悲惨な状況も描かれていました。そして2023年、こどもたちの瞳に今何が映っているのでしょう。展示会では風土・暮らし・宗教など様々な違いはあっても、こどもたちの絵にストレートにうなづかされました。違いを興味深く感じ取れました。会期最終日にたまたま通りがかって立ち寄られたオーストラリアの観光客お二人が笑顔で写真をOKしてくださいました。楽しく行き来ができる世界であります...
2023.09.19 18:31こどもたちが絵を通して語りかける9月27日(水)から「世界のこどもの絵展」が始まります。THE PASS。画塾を経営する作家の方々が世界のこどもたちとの絵の交換を通じて未来の平和を見据えた活動をされているNPO法人です。長年のこつこつとした活動の積み上げと広がりで集められた絵は1万点近く。子供たちのよろこび・かなしみ・ねがいが語りかけてきます。過去と今の子供たち、遠く離れたところで生きている子供たちに会いに来てくたさい。
2023.08.07 01:51暑い夏に涼しくてホットなマルシェ登場8月6日(日)~13日(日)開催中の「つくる よろこび by family」、親子三代で【手しごと屋tocotoco】を運営されているクリエイティブファミリーです。お父さんの陶芸・お母さんの編み物や手芸・娘さんの絵画・お婿さんの流木作品・お姉さんのデッサンと彫刻・妹さんの切り絵。ひとつひとつの作品は思い思いに創られているけれど、すべてがあったかい“tocotoco”世界に包まれている感じ。100点以上の作品が並ぶギャラリー版マルシェへようこそ(*^。^*) ちなみに看板のワンちゃんの足跡は愛犬プリンちゃんの肉球をむぎゅっとしてとった足型をもとに制作されたものです。
2023.07.11 00:11トリあえず、楽しんでいただいてます7月1日から始まった佐久間シャルさんの「トリあえず、トリ展」。とりあえずご来場いただいた方々はクスッと笑みがもれたり、ほ~っとユニークな発想に刺激を受けたり。土・日・祝はシャルさんに会えます。日本に来て8年、日本語OK。ほぼです(笑)
2023.06.06 09:03スペインと京都伏見で同時期開催スペインの女流画家アンヘラ・メラヨさんはスペイン全土での70回以上の個展開催にとどまらず、日本・フランス・ドイツ・イタリアと国際的に作品を展示し、数々の賞を受賞されています。6月10日(土)から始まるアトリエ悠での「アンヘラ・メラヨ展ー足跡ー」はスペインで開催されている「Geometrías del Alma」とは1万㎞以上離れた場所で時を同じくしての開催となりました。スペイン展のタイトルは直訳すると「魂の幾何学模様」です。中世の歴史的建造物を多く残すレオン市に思いを馳せながら京都伏見で彼女の魂の象徴的世界にじっくり触れてください。
2023.05.22 01:40門川京都市長 観ていただきました5月21日、門川大作京都市長がアトリエ悠に。和服姿の市長、突然のご来場でした。京都各地で再開されているイベント訪問中のお立ち寄り、お忙しい中一点ずつお話しながら観ていただきました。京都・伏見の小さいギャラリーからの発信を少しでもお伝えできたかなと思います。
2023.05.22 01:07私も表現してみよう 創ってみよう開催中の「天才アート2023inふしみ」展【5/28(日)まで】に多方面からご来場いただいています。絵を観てそこから受ける心の動きは原画ならではの力だと思います。「天才アートって何?」というご質問からはじまった方からは「今日は楽しいひとときを過ごせました」との感想。画家の方からは「内からあふれるものを感じさせてもらえた」と。作家のお知り合いの方からは「彼が内面をこんなにも絵として表現しているとは知らなかった、彼の心を感じ、新たな一面に出会えた」と。ポスターを見て感性のあった作家さんを目当てに来場してくださった方はゆっくり何度も何度も観ておられました。そして、何人もの方から「私も描いてみる、創ってみる、もっとやりたい」という言葉と創作への意欲に輝く目と笑...
2023.04.20 15:28アクセサリーにインスパイアされる坂入ふみ子さんのアクセサリーは芸術です。素材は彼女の感性と技によって命を吹き込まれ、見る人・身につける人のこころを晴れやかにし、そして温めてくれます。ナニカを創る人は彼女の作品からきっと創作意欲を刺激されることでしょう。4月25日までです。お急ぎください。
2023.04.20 14:11アングルを変えた七宝作品蝦名正行さん(㈱ウッドテックキムラ)に撮っていただきました。中でも立体作品を真上からのアングルで撮っていただいたのは初めてで、自分の作品ながら新たな目で見直すことができました。蛯名さん、ありがとうございました。